人が認め合うこと

今朝まで、引きこもりや非行と呼ばれる高校生たちが通うキャンプに参加してきました。

すごく楽しくて、すごく心に残ったものが重たかった。(いい意味で)

自分は前から「地球に住むみんながお互いのいいところを見れて、尊敬しあえて、認め合えたら、地球上の問題はすべて解決しちゃうんじゃないか」って思ってます。

以前からなんとなく「今の社会、問題もたくさんあるし、ハッピーじゃないよなぁ」と思ってたのだけど、ある時、自分の身近で問題が起こってしまったのです。

「他人事じゃない」

「俺は今まで何してたんだ」

「何で何にもできなかったのか」

そう思って、色々考えて、自分は何ができるか、自分が一番個性を発揮して人の役に立てることって何だろうか…

それから僕は、子供の頃大好きだった自然の中に入っていくことが多くなりました。
森には色んな生き物がいるし、同じ種類の生き物でも個性がある。
でもたとえ1匹の小さな虫でも、土を作ってくれたり、鳥のえさになったり、ちゃんと役割があるのです。
人間にとっては道を作るのに邪魔な木も、鳥にとっては大事な住処かもしれない。

自然の中には色んな個性といろんな意味がたくさんあったのです。
自然全体で考えたら、無意味なものなんて何もなかった。

「これだ」
と思いました。

自然は全部繋がってる。
生き物たちはどこかで誰かと助け合ってる。
誰しも良い部分、悪い部分、両方持ってる。

そう思ったとき、僕はどんな人でも、その人を自然と受け入れられるようになっていきました。

そんな今でも、自分とは違う人に出会えばびっくりするし、最初は「何だこの人?」と思うと思います。
でもちゃんと話せば、ちゃんとコミュニケーションをすれば、絶対に気持ちは伝わり合うと信じてます。

どんな凶悪事件の犯人だって、絶対にいいところは持ってるはず、そうも思っています。
自然界では、人間からは嫌われ者の蚊やハチや毒キノコだって、自然の中で、どこかで何かの役に立ってるはずだから。

他人を否定する前に、他人のいいところを認め合えれば、その人への「否定」が、その人への「助言・アドバイス」に変わると思うのです。

だから僕は色んな人と出逢いたいのです。
いろんな人と出会って、いろんな価値観に出逢って、分かり合えば、自分と他人の心がどんどん広く深くなってくはずだから。


自分は今まで児童施設の子供や視覚障害の子や知的障害、発達障害、自閉症などいろんな子供に接してきました。
でも今回の「引きこもり」や「非行」の高校生たちとの出会いは、僕にとって初めての出会いでした。
だから、たくさんのことに気付いたし、たくさんの事を得ました。

世間の人から認められにくいから「非行」とか「引きこもり」とか呼ばれてしまうんだろうけど、そんな子達とたった2泊3日すごしただけで、どれだけ楽しかったか。
高校生たち、大人でした。僕よりも…。

こんな長く書くつもりなかったですが、読んでくれた人、ありがとうございます。


ということで!今日も夕方から、若里公園に出動します!
今日はSBCの記者さんが来るらしい…?

  


Posted by どんちゃん. at 2008年07月02日10:18